ブルーベリーの森あづみので、シーズン終盤に楽しめる人気品種が、ラビットアイ系ブルーベリー 「パウダーブルー」 です。
9月上旬から中旬ごろ、少しずつ秋の気配を感じる涼しげな時期に食べ頃を迎えるため、夏のブルーベリーシーズンを締めくくる存在として、多くのお客様に親しまれています。
名前の由来は“白い粉”のような美しさ
パウダーブルーという名前の通り、この品種は果実の表面にブルーム(白い粉状の天然成分)が多く、全体的に白っぽく美しい見た目が特徴です。
木になっている姿はとても上品で、青い実にふんわり粉をまとったような姿は、思わず写真を撮りたくなる美しさがあります。
酸味ひかえめ、完熟するとクリーミーな味わい
パウダーブルーは、酸味が少なく食べやすい品種です。
さらにしっかり完熟した実は、なめらかでクリーミーな独特の味わいになります。
ブルーベリーらしい爽やかさの中に、やさしいコクを感じられるのが魅力です。
香りも良く、「甘さ」「香り」「食べやすさ」のバランスに優れています。
完熟の見分け方は“付け根”と“やわらかさ”
パウダーブルーは、中粒サイズの品種です。
完熟した実には次のような特徴があります。
- 果軸の付け根までしっかり色づいている
- やや雫形になる
- 少しやわらかくなる
この熟し方は、親品種である ティフブルー によく似ています。
ブルーベリーの森あづみのでは、お客様にもこの見分け方を丁寧にご案内し、一番おいしい完熟果を楽しんでいただけるようお伝えしています。
栽培しやすく、樹の姿も整いやすい優秀品種
パウダーブルーは、育てやすさでも評価の高い品種です。
樹勢が強く育てやすい
樹の勢いがあり、家庭栽培でも比較的育てやすいタイプです。
枝がほどよく斜めに伸びる
枝が自然にやや斜めへ伸びるため、樹形を整えやすい特徴があります。
親のティフブルーほど直立しすぎず、無駄枝も少ないため、管理しやすい品種といえます。
ティフブルーの受粉木にもおすすめ
開花時期の相性が良く、ティフブルーの受粉樹としても優秀です。
暑さに強く、実もシワになりにくい
夏の終盤まで実をつける品種ですが、果実の耐暑性は高く、暑さでシワになりにくいのも魅力です。
安定して実をつけやすく、長い期間品質を保ちやすい品種です。
出荷向きより“摘み取り園向き”と感じる理由
書籍などでは「実がしまっていて輸送性が高い」と紹介されることもあります。
ただ、実際に栽培して感じるのは、パウダーブルーは比較的やわらかめの果実で、収量も多く、樹上で完熟した果実こそ真価を発揮する品種だということです。
そのため、流通出荷よりも 観光農園や摘み取り園で、その場で完熟果を味わっていただくのに適した品種 と考えています。
シーズン終盤に味わう、特別な一粒をぜひ
9月上旬〜中旬、少し涼しくなってきた農園で味わうパウダーブルーは、夏の盛りとはまた違う心地よさがあります。
白く美しい見た目、やさしい甘さ、完熟ならではのクリーミーな味わい。
ブルーベリーシーズン終盤だけの特別な品種を、ぜひブルーベリーの森あづみのでお楽しみください。

