■ 日本に最初に入ったラビットアイ「御三家」のひとつ
ラビットアイ系ブルーベリーの歴史を語る上で欠かせない品種、それが「ホームベル」です。
日本に初めて導入されたラビットアイ系は
**「ティフブルー」「ウッダート」「ホームベル」**の3品種。
この3つは“御三家”と呼ばれることもあります。
長年にわたり栽培されてきた、いわば王道のクラシック品種です。
■ 味の特徴:これぞラビットアイの甘さ
ホームベルの魅力は、なんといってもその味。
・酸味はほとんど感じない
・しっかりとした甘さ
・どこか懐かしい、クラシカルな風味
近年は大粒・高糖度の新品種が増えていますが、
このホームベルは**「昔ながらの美味しさ」**を体現した存在です。
見た目と果実の特徴
・中粒サイズ
・丸みのある整った形
・黒光りするような美しい果実
・豊産性で実付きが良い
完熟すると、
✔ 果軸の付け根までしっかり色づく
✔ やや雫形になり、実のお尻部分が扁平のようになる。
という特徴があり、
この“完熟の見極め方”は、実際のブルーベリー狩りでも丁寧にご案内しています。
■ 収穫時期と楽しみ方
ブルーベリーの森あづみのでは、
8月上旬〜中旬ごろが食べ頃
ラビットアイ系のスタート時期に楽しめる品種です。
しかもホームベルは
熟期が揃いやすく、収穫タイミングが比較的読みやすいのも特徴。
一方で、ピークは短いため
「今しか食べられない」限定感も魅力です。
実は“希少品種”になりつつあります
近年は新品種の普及により、
ホームベルを栽培する農園は減少傾向。
その結果——
いまは逆に“出会いにくい品種”になっています。
当園でも
わずか6本しかありません。
見つけたら、ぜひ味わっていただきたい品種です。
■ ブルーベリー狩りでの楽しみ方
ホームベルはこんな楽しみ方がおすすめです。
・まずは完熟の見分け方をチェック
・全体の色だけでなく「付け根」や形まで確認
ひと粒食べれば、「甘っ!」と感じるはずです。
クラシック品種ならではの味わいを、ぜひ体験してください。
栽培者視点の特徴

栽培面でも比較的、特徴的のある品種です。
◎メリット
・熟期が揃い収穫効率が良い
・樹勢が強く育てやすい
・耐暑性があり、実がシワになりにくい
・雨による裂果は比較的少ない
・接木の台木としても優秀(ハイブッシュ系を接木する場合が多い)
△注意点
・収穫期間が短く、適期を逃しやすい
・果実が柔らかく輸送には不向き
→観光農園・直売向き
・枝が直立するが枝はかなり柔軟性がある→着果で開くため剪定が難しい
・ひこばえや小枝の発生が多く、剪定に手間がかかる
基本的には
**「流通より体験向きの品種」**と言えます。
まとめ:ホームベルは“体験すべき品種”
ホームベルは決して派手な品種ではありません。
しかし——
✔ 強い甘味
✔ 美しい実
✔ 伝統ある系譜
✔ そして希少性
これらを兼ね備えた、味わう価値の高いブルーベリーです。
ブルーベリーの森あづみのでは、
旬の品種を食べ比べできるブルーベリー狩りを開催しています。
ホームベルは本数が少ないため、
出会えたらまさにラッキー。
ぜひタイミングを合わせてご来園ください。

