「ブルーベリーの森 あづみの」のある長野県安曇野市は、遅くとも12月、早ければ11月には、霜が降ります。
寒さも氷点下を記録するようになり、生き物にとっては厳しい季節となります。
この時期、ブルーベリーは葉っぱを落としたりして、地上部分は「休眠」します。
お日様の光も弱くなり、気温も下がってくるので、葉っぱで光合成をして、栄養をつくることが難しくなるからです。
だから、この時期は、眠って春を待ちます。

(霜のあたったブルーベリー。寒さに耐えてくれてありがとうございます。)
この寒さ、厳しいだけではなく、ブルーベリーにとっては必要なもので、春になって、花を咲かせるには、一定期間寒さにあたることも必要となるんです。
専門用語では「低温要求」といいます。
冬で、小春日和などに春がきたと勘違いしないように、備わったのでしょうか。
何も起こっていないように見えますが、じっくりと春を楽しみに待っているのです。
下の写真は、霧と霜と朝日の競演です。
厳しい季節でも、こんな美しい姿を見せてくれます。

(霜が降りた畑、霧の中で朝日が昇る)