長野県安曇野にあるオーガニックブルーベリー農園「ブルーベリーの森あづみの」
信州安曇野もだんだんと寒い日が増えてきました。
現在の農作業は、ブルーベリーの剪定です。
剪定作業の副産物（？）として、ブルーベリーの挿木や接木のための「穂木」が採取できます。
今回は、「穂木」の採取について書いていました。
目次
ブルーベリーの穂木は強い１年生の枝から
ブルーベリーの「穂木」は前シーズンに伸びた１年生枝を使います。
強く充実した枝、徒長気味に伸びているのがベストです。
混みあった枝やひこばえなどから採取すると、無駄がありません。
同じ場所から、再度、強い枝を伸ばしたい場合は、枝の基部と葉芽を残して、切ると、また同じ場所から強く伸びます。
穂木を切りそろえて冷蔵庫に保管
採取した穂木は、保管しやすい長さに切りそろえます。
長めの方が、水分を保持しやすいですが、長すぎると保管に困るので、私の場合は25cmほどにしています。
切りそろえた穂木は、密閉して冷蔵庫に保管します。
「穂木」に適する枝の部位
挿木や接木に適する穂木は、太すぎず、細すぎず、葉芽の形がはっきりしている部位です。
穂木の基部と頂部の中間あたりの部位。
太さは7～8mmほどになります。
先端付近の細い部位は、発芽は速いですが、その後の伸びが弱くなり、
基部付近の太い部位は、発芽は遅いものの、その後の伸びは良くなります。
中間部は、その中間くらいで、バランスよく生育するためです。
採取した穂木は、３月～４月にかけて、挿木や接木に利用します。
