信州安曇野のオーガニックブルーベリー農園【ブルベリーの森あづみの】
現在シーズンオフですが、シーズン中はオーガニックブルベリー(有機JAS認証取得)の生産販売や摘み取り体験(ブルーベリー狩り)などを開催しています。
長野県もすっかりと冬景色となりました。
今年は暖冬と言われていますが、私は長野県出身のくせに寒がりなので、例年と同じく震えています。
この寒い中で耐えてくれているブルベリーたちには本当に感謝しかありません。

寒い冬の間は、ブルベリーたちは落葉をして休眠状態になりますが、春先になるとあっという間に花を咲かせます。

このエネルギーはどこに蓄えられているのでしょうか?
今回は、「ブルベリーの栄養分はどこに蓄えられるのか?」について紹介します。
落葉樹の栄養分は主に枝に蓄えられる

ブルベリーなどの落葉広葉樹の場合は、主に枝に栄養分が蓄えられます。
春先は、この蓄えられた栄養分を使って、開花や新梢(シュート)の発芽をすることになります。

また、蓄えられた栄養分は、枝などが凍らないためにも役立ちます。
これまで見てきて、充実した枝は凍害などに遭いにくい傾向があるように思います。

秋の終わり頃まで、徒長気味に伸びている枝の先端は、成長に栄養分を使ってしまっているのか、冬に先端が枯れやすくなります。
これは栄養生長(体を大きくする成長)の強い若木に見られます。
ツル性の場合は根に蓄えられる

同じ落葉広葉樹でも例外があります。
ブドウやキウイなどのツル性の落葉広葉樹の場合は、主に根に栄養分が蓄えられます。
そのため、休眠期に移植などをする場合は、なるべく根を残して、掘り出して、植えることが大切です。
常緑樹の場合は葉に蓄えられる

広葉樹でも落葉しない常緑樹の場合はどうでしょうか?
常緑広葉樹の場合は、主に葉に栄養分が蓄えられるため、剪定などで切りすぎないように注意が必要です。

これから厳しい季節となっていきますが、植物たちが無事に冬越してくれますように・・・・

