今年2度目の「遅霜」が降りたブルーベリー農園~遅霜対策も紹介~

「ブルーベリーの森あづみの」ある長野県安曇野市は、4月下旬から5月上旬にかけて「遅霜」が降りることがあります。

だいたい、毎年、1~数日は遅霜が発生します。

数日前に、一度目の遅霜がありましたが、本日も遅霜が発生しました。

外気温は1℃くらいで、日中との気温差は20℃以上となる見込みです。

遅霜は毎年発生するため、いくつか対策をしています。

目次

花芽を多めに残す

花芽はやや多めに残す

まず、花芽はやや多めに残すことです。

予備を残すことで、万が一被害が起こった場合でもリカバリーすることができます。

低い位置に花をつけない

花は低い位置につけない

また、低い位置に花をつけないように剪定をすることも大切です。

気温は高さが低いほど、低下するため、地表面に近いほど、遅霜の被害を受けやすくなります。

私は地表面から50cm以下には、花芽を残さないように剪定しています。

低い位置に花を残さないことは、実がなったときに、地面や下草と実が接触して、実が痛むことも防止できます。

もともとは、こちらが主目的でしたが、結果的に遅霜対策になることに後ほど気が付きました。

牧草で放射冷却防止

牧草で放射冷却を防止

ブルーベリーの株周りの下草はオーチャードグラスという牧草です。

春に花を咲かせるために、大きく伸びようとしてきます。

それを遅霜の時期がすぎるまで伸ばして、地面からの放射冷却を防ぎます。

実際、ブルーベリーの周辺だけ下草に霜が降りていないことがわかると思います。

ブルーベリーの樹冠も放射冷却を防いでいるのかもしれませんが、明らかに周囲との差が出ています。

今回は、花には霜が降りていない状態であり、被害はほぼないと思われます。

まだまだ、油断はできませんが、とりあえず一安心です。

オーガニックブルーベリー狩りや産直販売にて、美味しいブルーベリーをお届けできるよう、引き続きがんばってまいります。

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