長野県安曇野にあるオーガニックブルーベリー農園「ブルーベリーの森あづみの」です。
今は冬なので、ブルーベリーたちは休眠しています。
春になると、4月頃からブルーベリーの「花芽」が開花し、ブルーベリーの花がが咲きます。
今回は、ブルーベリーの花について書いてみました。
花芽から開花するブルーベリーの花

春になるとブルーベリーの枝の先端付近にある「花芽」が開花してきます。
長野県の安曇野では、だいたい4月下旬からハイブッシュ系ブルーベリーが開花を始め、5月に入る頃からラビットアイ系ブルーベリーが咲き始めます。

一つの花芽から、蕾が複数現れてきます。
だいたい8~10個ほどの花がまとまって咲きます。
ブルーベリーの花はツツジのようで白く可愛い

ブルーベリー花は、ツツジのようなスズランのような花です。
ツツジ科の植物なので、ドウダンツツジの花にもよく似ています。

花の入り口は小さく、下向きが多いため、主に小さな昆虫が受粉をしてくれます。
ミツバチや寄生バチのほか、アブやチョウ、ハナムグリやコメツキなども確認できます。
下の枝から咲いてくるブルーベリーの花

ブルーベリーの花は、下の方の枝から咲く場合が多いように思います。
下の方の枝は、成長が落ち着き気味な枝です。

一方で、ブルーベリーの上の方の枝は、花が咲くのが遅い傾向が見られます。
成長が盛んな枝が多く、樹を大きくする成長「栄養成長」が強い枝です。
植物ホルモンのジベレリンが強く、開花を遅らせるためだと思われます。
品種によってはピンク色っぽい花もある

ブルーベリーの花の色は基本的に白色です。
しかし、品種によっては、ピンク色っぽい花を咲かせるものもあります。
特に咲く前には、色の違いが出ます。
よく見ると花の形も品種によって、違っているのが面白いところです。
ブルーベリーの花の一つ一つが実となる

受粉が終わると、ブルーベリーの花は花びらが落ちます。
この花びらに含まれる、フラボノイドなどは、土壌の菌根菌などを増やすことにつながるという説があります。
たしかに、花びらのような、栄養素たっぷりの部分をそのまま落とすのは、ちょっと違和感があるので、何か意図があるのかもしれません。

花が散った後は、花の一つ一つが実のように膨らんでいきます。
この時、受粉がうまくいかない花は、膨らみません。
ハイブッシュ系は8割以上、結実してくるのに対して、ラビットアイ系は、やや低く、6割から7割ほどになることが多いように思います。
ラビットアイ系は、ほとんど自家受粉しない(自分の花の花粉では受粉しない)ため、かもしれません。

徐々にブルーベリーの実が膨らんでいき、色づいてきます。
サイズもアップし、熟してくると、私たちにおなじみのブルーベリーの実となります。
花芽ができる頃からだと、10カ月以上かかって実ができます。

毎年のことですが、奇跡のように感じます。
ぜひ、ブルーベリー狩りなどでも、楽しんでいただければと思います。

