ブルーベリーと「凍害」~暖地向け品種の注意点~

ブルーベリーの凍害の画像

長野県安曇野にあるオーガニックブルーベリー農園「ブルーベリーの森あづみの」です。

そろそろ「大寒」が近づいてきました。

今年は比較的暖冬のような気がしますが、時々寒い日があり、油断はできません。

ブルーベリーは品種を選べば、九州から北海道まで栽培できるほどの適応範囲がある作物です。

しかし、暖地向け品種を育てる場合など、地域によっては枝の「凍害」が起きる場合があります。

今回はブルーベリーの「凍害」について書いてみました。

目次

ブルーベリーは枝先に実がなるフルーツ

ブルーベリーの枝の画像(冬)
先端に花芽ができる

ブルーべり―は枝の先端付近に「花芽」ができます。

ブルーベリーの枝の画像(夏)
先端付近に実がなる

そして、春には花芽から花が開花し、夏には実になります。

「枝先」が大切になってくる果樹です。

枝先が枯れると収量が減ることになる

ブルーベリーの凍害の画像
ブルーベリーの枝枯れ(凍害)

ブルーベリーは先端付近に実がなるため、枝の先が寒さで枯れる「凍害」になると、収量が減ったり、収穫ができない場合があります。

「ブルーベリーの森あづみの」で育てているブルーベリーは9割以上が、暖地向けのラビットアイ系品種です。

栽培を始めた最初の頃は、凍害による枝枯れがとても心配でした。

しかし、これまでのところ、農園付近では、枝枯れは、あまり心配はないようです。

幼木の頃には少し見られましたが、現在は、ほとんど見かけません。

冬の農園の画像
枝先の「耐寒性」も大切

県内の他地域の生産者さんに話を聞くと、ラビットアイ系品種が難しい地域もあるようでした。

高標高地域など地域によっては、ブルーベリーの樹が枯れなくても、枝先が枯れてしまい、収穫がほとんどできないという場合もあるようです。

そのような地域では、特に北部ハイブッシュ系品種が適地ということになると思います。

地域のブルーベリー栽培情報は大切

ブルーベリーの樹の画像
地域の栽培応報は大切

ブルーベリーの品種が栽培可能な地域のおおよその目安は、品種カタログや資料等でも確認することはできます。

しかし、中間にあたる地域もあり、枝枯れが起こらず、収量も減らさず、越冬できるかという、細かい部分は、なかなか情報が少ないのが現状です。

また、枝枯れとは異なりますが、同じ品種でも、「食味」が地域によって異なる例も確認されており、かなり興味深い点です。

そういう意味では、各地域で実際に栽培されていて、実績のあるブルーベリー品種などの情報というのは、非常に大切にものだと思います。

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