長野県安曇野にあるオーガニックブルーベリー農園「ブルベリーの森あづみの」
現在はオフシーズンですが、夏にはオーガニックブルベリー(有機JAS認証)の生産販売やブルーベリー狩りなどを開催しています。
ブルベリーの実の粒の大きさは、様々な要因で、かわってきます。
今回はブルーベリーの実の「サイズ」について書いてみました。
ブルベリーの実のサイズを決める要因
品種による違い

実のサイズに一番大きな影響を与えるのが「品種」です。
品種によりサイズが大きく変わってきます。
一般的には、ハイブッシュ系品種の方が大粒の傾向があり、ラビットアイ系品種は比較的小ぶりの品種が多いです。

また、品種改良により、最近の品種は、全体的に大粒になってきていると感じます。
栽培管理による違い

栽培管理や生育ステージなどによっても、粒の大きさは変わってきます。
結果枝当たりの実の数が少ないほど、粒は大きくなります。
栽培者によっては、花芽調整による摘花などにより、粒を大きくする場合があります。
また、良い枝の方が、しっかりした実ができる傾向があるように思います。
生育ステージにより、強い結果枝の数も増えていくので、成長とともに、実のサイズの平均も大きくなっていきます。
収穫時期による違い

同じブルベリー樹でも、収穫の初期の頃の方が、収穫期の後半よりも実のサイズは大きくなります。
収穫期内のサイズのばらつきが大きい品種もあります。
このような場合、最初の方の実を摘果して、後半の実が小さくならないように平準化する方法もあるそうです。
商品として扱いやすいブルベリーの実のサイズ
扱いやすいサイズの目安

扱いやすいサイズは、一粒当たり2から3グラムだと私は考えています。
見栄えも良く、収穫後の温度管理などの品質管理、収穫~選果~パック詰めの一連の作業性などの面からもバランスが良いためです。

ブルベリー狩りでも、満足できるサイズでもあります。
基本的には、この辺りのサイズが増えてくることを目指しています。
大粒のメリット・デメリット

大粒の品種は魅力的なビジュアルです。
その見た目だけでも感動があるように思います。
ブルベリー狩りでも、人気があるので、大切な要素でもあります。

しかし、デメリットもあります。
収穫後の温度変化などの影響を受けやすく、品質管理がやや難しいと感じています。
また、同じくらいの大粒品種で揃えないと、他の品種が小さく見えてしまうため、単独で量をそろえる必要があるのも、時期によっては大変です。
大粒品種は、他の品種や全体とのバランスが大切となってきます。
小粒が扱いにくい理由

小粒が多く残ってしまう場合などは、正直、扱いにくいです。・
販売がしにくくなったり、収穫~パック詰めまでの、作業性が悪くなります。
また、ブルベリー狩りでも、粒が小さいと残されてしまいがちです。
できるだけ扱いやすい実のサイズを目指して

生き物ですので、なかなか、ちょうどよいサイズばかりというわけにはいかない難しさがあります。
しかし、このような条件なら、このくらいの粒が多くなるという傾向は少しずつわかってきました。
しっかり観察しながら、収穫し、それを品種の選択や栽培管理に活かすように心がけています。
少しでも、取扱いやすい「サイズ」が多くなるように、こらからも、がんばってまいります。

