ブルーベリーの「生育スイッチ」の不思議

長野県安曇野にあるオーガニックブルーベリー農園「ブルベリーの森あづみの」

シーズン中は有機JAS認証のオーガニックブルベリーの生産販売や

ブルーベリーの摘み取り体験(ブルーベリー狩り)などを運営しております。

ブルーベリー狩りは例年8月から9月に開催しています。

ブルーベリーを栽培していると、ある瞬間に、急に生育のスイッチが入る瞬間を見ることがあります。

目次

調子が上がってきた品種

生育が旺盛になってきた「オースチン」

ブルーベリーの森あづみので栽培しているブルーベリーの中にラビットアイ系の「オースチン」という品種があります。

やや果皮は厚めですが、濃い味の甘さが際立ち、完熟をしっかり見極めた収穫をすることで。すごく美味しい品種です。

うちのメンバーの中では、主力の一つです。

特に目立った欠点はないのですが、他の品種と比較すると、やや樹勢が弱く感じていました。

ところが、今年、剪定しながら様子を見ると、全体的に、樹勢が強く、強い新梢が伸びてきていることがわかります。

何等かの生育スイッチが入ったように見えます。

生育ステージや品種などによっても、まちまちですが、このような現象をよくみかけます。

「生育スイッチ」の謎

ブルーベリーの生育の「スイッチ」が入る原因は、正直よくわからないですが、

急によい新梢(シュート)がたくさん伸びてくることが目安となるように思います。

育成初期にスイッチが入る場合もあれば、ゆっくり入る場合もあります。

生育により、根っこと地上部のバランスがよく充実してきた頃なのか・・・

ブルーベリーは生き残り戦略の特徴として、菌根菌などの共生菌にかなり異存しているようです。

あるいは、ブルーベリーの根っこと共生菌、圃場全体の共生菌とのネットワークなどがうまく成立した頃にスイッチが入るのかもしれません。

まだまだ、わからないことが本当にたくさんあり、日々おもしろさを感じています。

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