信州安曇野も冬の寒さが厳しくなってきており、外作業はちょっと大変な季節。
この時期の農作業といえば「剪定」です。
今回は、来春植えつける「苗木」の剪定について紹介します。
目次
苗木の剪定の目的

これから植える苗木は、まずは土地に活着し、栄養成長(体を大きくする成長)がスムーズにいくことが大切です。
植物は成長点(芽)が多いほど、樹勢が落ち着いてしまうので、「芽」より少数に絞った樹形にすることになります。
ブルーベリーの苗木の剪定
弱い枝を切る

まずは、主となる強い枝を確認し、それ以外の弱い枝(細く、短い枝)を切ります。
分岐した枝を切る

枝の先端が分岐している場合は、弱い方を切り、強い方を残します。
分岐するほど、樹勢が弱くなるので、少数精鋭にします。
実をならすときは、収量に影響してしまいますが、実をならさなず、成長を促したい場合は、先端を1本にします。
花芽を落とす

先端には花芽がついていることが多いので、切り詰めて花芽を落とします。

新梢が出て来る「葉芽」の上で切ります。
このとき、なるべくなら、内側(樹の中心側)をむいている「内芽」で切ることで、樹形が整います。
地上部が大きい場合は切り詰める

根鉢が4号ポットなど、小さめの場合で、地上部が大きい場合は、樹高40cmほどに切り詰めます。
活着のために、地上部と地下部のバランスを整えるためです。
より少数精鋭の枝に

剪定後は、より少数精鋭の枝となりました。
これらの作業は、植えつける直前でもOKです。
なお、植え付けてから少し成長した若木の段階でも、成長を促したいときは、成長点の数を減らし、少数精鋭で伸ばしていきます。
植物の剪定は枝を切ることで、「芽」の数を管理しながら樹勢をコントロールし、栄養生長(体を大きくする成長)と生殖成長(花をつけ実をならす成長)のバランスを調整する作業とも言えます。
