信州安曇野にあるオーガニックブルーベリー農園「ブルーベリーの森あづみの」
現在のブルーベリーの農作業は主に「剪定」です。
ブルベリーの剪定は、様々な流儀があるかと思います。
しかし、どのようなやり方でも、おそらく「必ず切る」であろう枝は、共通しているように思います。
今回は、ブルベリーの剪定で必ず切る枝について書いてみました。
必ず切る枝①弱い枝

弱い枝とは「短い枝」「細い枝」あるいは「花芽の少ない枝」です。
細くて長い枝というのは、少ないので、基本的には「長さ」に比例します。
長さが概ね10cm未満の枝は、取り除きます。

弱い枝がたくさんある場合は、手で取ってもOKです。
しかし、一緒に樹皮をむいてしまうことがあるので注意が必要です。
私は、よほど急いでいる場合でなければ、ハサミを使います。
必ず切る枝②前シーズンに実がなった枝

前シーズンに実がなった枝は枯れ込んできますので切ります。
ラビットアイ系ブルベリーの場合は、さらにその先からも新梢が出る場合がありますが、樹形を乱しやすいので、基本的に切ります。
必ず切る枝③下向きや横向きの枝

下向きや横向きの枝は、樹形を乱しやすいので切ります。
植物ホルモンの働きもあり、上向きの枝に比べて、相対的に弱い場合も多いです。
必ず切る枝④低い位置の枝

低い位置の枝も切ります。
私は地上50cm程度未満の枝は基本的に切るようにしています。
低い位置で実をつけると、枝が実の重さで垂れ下がってきたときに、地面や下草に触れたり、雨水も樹を伝って実に案蛾れやすくなります。
いずれも、ブルームが落ちたり、実が痛む原因になります。
また、収穫もしにくいです(小さなお子さんは、低い方がよい場合もありますが・・・)
相対的に弱い枝となっている場合も多いので、低い位置の枝は切るようにしています。

剪定は、まだまだ、いろいろな要素があります。
しかし、今回紹介させていただいた「必ず切る枝」を切るだけでも、かなりよい状態になるように思います。
順次、紹介していければと思っております。
来年もブルベリー狩り等で、美味しい実が楽しめるように、引き続き剪定をがんばっていきたいと思います。
