信州安曇野のオーガニックブルーベリー農園「ブルベリーの森あづみの」
長野県も雪が降ったりと、冬になったという感じがしております。
今朝がこの冬一番の寒さだったかもしれません。
この季節のブルーベリー作業と言えば「剪定」ですが、剪定をしていると、必然的にじっくりと枝をみるため、様々なことがわかります。
今回は、ブルベリーの枝の「伸びる季節」などについて紹介します。
年に2~3回ほど伸びるブルベリーの枝

ブルベリーの枝は、2~3回ほど伸びのピークがあります。
地温が14~18℃前後で、新しい根(白根)がよく伸び、その時期とだいたい同じ時期に新梢(シュート)の伸びが盛んになるようです。
それぞれの季節の伸びの様子
春伸び(6月頃)

春先の発芽から6月頃ピークになる「春伸び」
おそらく一年の中では一番伸びが大きく、メインとなる新梢の伸びです。

夏伸び(8月下旬から9月上旬)

8月の下旬から9月の初めころまでかけて、暑さが和らぎつつある時期にも枝が伸びます。
いわゆる「夏伸び」です。
この時期の伸びは、春伸びほどではありませんが、春伸びの枝が分岐したりもします。
分岐させずに長い枝にしたい時は「芽かき」をする場合もあります。
この季節は、まだブルベリーの収穫やブルーベリー狩りなども開催していますので
枝の伸びなども観察して楽しんでいただければと思います、

秋伸び(9月下旬~10月上旬)

枝に勢いがある場合は、秋伸びもあります。
時期は9月下旬から10月上旬頃です。
伸びる長さは一番小さいですが、秋伸びまで起こるような樹や枝は強く、頼りになります。
晩秋まで伸び続ける秋伸びの枝には花芽がつかず、先端も冬期に枯れやすくなります。
しかし、適切なタイミングで伸び留まると秋伸びの枝先にも、花芽ができ冬にも枯れにくいです。

この時期ならではのブルベリーの観察はおもしろい

枝の伸びの履歴がわかりやすかったり・・・・
昨年の剪定からどういう樹形となったのか・・・・
など、この時期はじっくりとブルベリーに向き合える季節と言えます。
収穫の夏も楽しいですが、冬にブルベリーに向き合うのも、楽しいです。

