枝の成長を調整するブルベリーたち

長野県安曇野市にあるオーガニックブルーベリー農園「ブルーベリーの森あづみの」

ブルベリーの枝には、来年花が咲いて実がなる「花芽」ができています。

「花芽」が目立つブルベリーの枝

葉っぱのつけ根あたりをいると、ややぷっくりとした芽が見られます。

これが花芽です。

自ら先端が枯らした跡が見られる

時々、ブルベリーが自ら先端の成長点を枯らした跡が見られます。

花芽がつくられるには、休眠に入る前に枝が伸びどまり、花芽を形成する期間がとれることが必要です。

それを狙って、ブルベリーが自ら先端を枯らしたのかもしれません。

花芽が掲載される以前の時期だと、枝の分岐が起こります。

人間が摘心したり、シンクイムシが先端を食べたり、鳥が新梢を折ったりしても、同じような現象が起こりますが

ブルーベリー自らも成長点を枯らして、調節しているようにも見えます。

以前は、徒長気味に伸びる枝を摘心して、花芽をつけさせたり、分岐させたりといったこともやっていましたが、

最近は、ブルーベリー自らが伸び度まったり、枝のしなりでよい角度になっていく方が、自然な形になるように考えており、摘心はやっていません。

栽培の技術はいろいろな考え方はあると思いますが、植物って本当に面白いです。

ブルーベリー狩りなどの時にも、できるだけ、植物のおもしろさをお伝えできるように工夫していきたいと思います。

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