長野県安曇野のオーガニックブルーベリー農園「ブルーベリーの森あづみの」
オーガニックブルベリー(有機JAS認証)のブルベリーの生産やブルーベリー狩りなどを主にやっております。
今回は、ブルベリーの森あづみので使用している資材について紹介します。
目次
硫黄粉と油粕

「散布」する資材として、植え付け時に、硫黄粉と油粕を使っています。
土壌の状態などにもよりますが
概ね、
硫黄粉がお椀半分くらい(約100g)
菜種油かすが、お椀一杯くらい(約180g)
といった感じです。
硫黄粉は、土壌酸度(pH)の調整と獣除け(主にモグラの掘り起こし防止)との目的となります。
土壌酸度は気持ち程度で、どちらかというと獣からまだ張り切っていない根を保護する意味合いが強いです。
どちらも、基本的に植えつけ時のみの、初期成長の補助です。
木材チップ

暑い日差しや乾燥からブルベリーの幼木を守り、保湿するため
あるいは、
初期成長が遅いブルベリーが草に覆われてしまうのを防ぐため
木材チップ(又は竹チップ)でマルチングをします。
また、菌根菌などの共生菌が活発に活動できるための環境づくりの意味合いもあります。
最終的には「草」のみ

ブルベリーの成長とともに、マルチングは「草」マルチへ移行します。
これまで、紹介させていただきました「資材」は基本的に植え付け時であり、
最終的に「草」のみとなります。

もっと成長が速くなったり、収量が増える「資材」もあるのかもしれません。
しかし、現地で調達できる資材や植生での栽培が私としては、理想形であり、
特別な不具合がなければ、今のところ、この方法を続けていきたいと考えています。

